2013年6月15日OPEN 2020年2月28日CLOSE
縁もゆかりもない北海道札幌市白石区に2012年1月13日に移住
お店をしない人生を歩んでみる?と思ったんですが、
どうしても、あの幸せだった記憶があって
もう一度始めてみようとなりました。
いつもここから始まるんだねと笑いながら基礎工事(電気水道ガス)以外は
基本自分たちで作る作業からスタート。
2人で夜中までペンキを塗る日々に戻りました。
北海道移住のきっかけは「東日本大震災」
新たにお店を始めるなら…とメニューを全部見直しました。
世田谷の時は普通の飲食店で、出汁を毎朝とってお吸い物を出しつつも
市販のドレッシングやケチャップを使ってました。
ですが、北海道で出会った食材はとても驚くほど美味しくて、
原材料、産地、育成方法を厳選し、ドレッシングやケチャップなど
調味料も全て自家製で作ることにしました。
何もかも自家製にするのは本当に手間がかかりますし、初めてのことで
試行錯誤の連続でしたが、それでも、それを喜んでくださる方がいて、
白石区でも沢山の常連様に出会いました。
全く知らない土地でも素敵な人に出会えるのって、
飲食店のすごいところですね
ですが、わたし(女)が2017年に過労とかなんやかんやで倒れてしまいして…
日常生活が送れない数か月の後、お店再開だったのですが…
実は、お店と家の往復しかできない生活が2年くらい続きました…。
体調の事もあり、このままお店を続けるのは無理なのかもと話し合い
もう少しのんびりできる場所への移転を考え始め、長沼に出会いました。
2020年10月1日OPEN
こんにちわ長沼町
コロナ禍に移転してきました。
こんなに長く続くとは思っておらず、最初はシェフが1人で回せるような
お店を設計しました。お昼はパッと食べて午後の仕事に行けるような、
夜は仕事後にほっと一息つけるような
そんな世田谷の時のような雰囲気のお店を目標にしていたのです。
そのために自分たちで改装しました。
自分たちで水道管も通しました、断熱材も貼って、床も貼りました。
壁も塗って、天井に穴をあけて照明を付けて…
(シェフが電気工事士の資格を持ってます)
でも、それは叶わなかったので
今はお持ち帰りのお店をしています。
ほとんど何も宣伝していなかったのに、お友達の紹介やリピーターさんに
少しづつ広がって、有難すぎる事にご予約を頂けるようになりました。
白石の時からずっとやっているおせちも、コロナ禍で更にパワーアップし、
真空パック個包装での配送もできるようになりました。
まだまだ試行錯誤の最中ですが、今までやってきたことを土台に
自分達の料理を沢山の方に届けられるよう、
ゆっくりやっていきたいと思います。
お持ち帰りのお店でも、やっぱり目標は「生活に寄り添う」
そんな風にいたいなぁと思います